社会福祉法人 福寿会 福生ことぶき苑

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理事長挨拶

2011 年 5 月 6 日 金曜日

 

挨   拶 

  

福生ことぶき苑が開所して7年目を迎えました。今年の桜は、昨年に比べ10日近く開花・満開が遅くなりました。暖かい春の陽気が訪れたかと思いますと、寒風が吹き、小雪が舞う日もありました。

 また、3月11日には、宮城県沖を震源とする東日本大震災が発生し、多くの犠牲者がでております。その余震や、震源地を別とする地震が、年度を明けた今なお続いております。

 福生ことぶき苑においても、複数回計画停電が実施されました。3月の昼夜寒暖の差が著しい中、ロウソクの灯りのみで、心細くも震源地や日本を憂いて、利用者様・職員一同暗くさみしい夜を過ごすことがありましたが、町内会等より自家発電機を3台借り、厨房、各ユニットに電気を通し、照明を確保致しました。

 いまなお、被災地の復興計画をはじめ、原子力発電所の機能停止、放射線飛散と、幾多の重大な問題が山積されています。

 このような中、私ども社会福祉法人福寿会は、利用者様の日常の安定的支援と、ご家族の介護負担の軽減、地域社会での介護基盤の強化を使命とし、社会情勢に流されることなく、いまこそ安心と安全を担保するべく、活動を続け、事業に邁進せねばと一層強く感じております。

 文末になりましたが、東日本大震災をはじめ、福島原発での犠牲者・被災者の皆様、並びにその関係者の皆様に、心よりの哀悼とお悔やみを申し上げます。一日も早い復興と、皆様方に心の平穏な日々が戻られますことを、職員一同心よりご祈念申し上げます。

 

  平成23年5月1日

  社会福祉法人 福寿会

  理事長 大 塚 壽 子